Jabra Elite Active 75t 最終形態
昨日10月21日のファームウェアアップデートでElite 75t/Elite Active 75tに待望のアクティブノイズキャンセリング(長いので以降ANC)機能が追加されたイヤッハー記念記事です。
で、先にネガティブな事を書いておくと、このANC機能は11月12日に発売予定のElite 85tのプレビュー版というか先行お披露目な感じで、Jabraの本気はもうちょっと待つのじゃ的やつですね。
そもそもどういう事なのよ
前々回の記事で基本的な事は書いちゃったので割愛するとして、このイヤホン、元々はANC機能無しで物理的な遮音性だけだったのが、かがくのちからでより一層外音を遮断できる様になるんですな。ファームウェアのアップデートでANC機能が追加されるのは恐らく世界初。
設定について
画面見て分かるとおり初回設定時にパーソナライズから入ります。ウェアラブルデバイスは全員見習って欲しい。
まぁパーソナライズと言っても強度と左右バランスの調整程度で、特定周波数帯をピンポイントで相殺とかは出来ないのですが必要充分。
で、設定が終わるとシーンプリセットの選択肢が増えて電車内ではANC、在宅勤務時はヒアスルーとか出来ます。至れり尽くせり。働きたくない。
で、効果は?
効果は有るけれど劇的では無いというのが正直な感想。
もともとパッシブでの遮音性能が良いので、それを貫通してくるレールノイズやエアコンのファン音が軽減される感じですな。圧迫感やホワイトノイズは体感出来ないレベルで付け心地は良好なまま。素晴らしい。
FiiO BTR5 について
先日少し書いた手持ちのイヤホン/ヘッドホンをワイヤレスでモバイルにするBluetoothレシーバーがこれです。ガッツリ聞きたいときはこれですな。と言う次第で紹介。
FiiO BTR5
何コレ
手持ちのイヤホン/ヘッドホンをワイヤ……は書いたのでもう少し具体的に。
www.fiio.jp
公式には「Bluetoothアンプ」ですが、文字通りヘッドホンアンプにBluetoothとバッテリ積んでコンパクトにしてレシーバーにしましたってコンセプトで、有線イヤホン/ヘッドホンの無線化デバイスとしては現行最高の選択肢の一つと言って過言では無いです。いや本当に。
ここが良い
高音質
いやもう当たり前と言えば当たり前なのですが、バランス接続可能でコーデックはaptx HDにLDACまで現行のものはほぼ全部カバーしている徹底ぶりなので、音がヘボい訳が無いって言うかスペック面は上の公式見てください。音の傾向は無線感の少ない、有線接続に極めて近い自然な音。音源をダイレクトに持ってくる素性なのか高レートな音源はそのまま高音質に、低レートな音源はそのままちょっと残念に耳に届きます。なので10万越えなデカくて重いDAPとかをバッグに入れて無線で聞くのにもとても良さげ。
電源周りも謎の強力ぶりでデスクトップ向けのヘッドホンも全然音痩せしないし、音の傾向も有線時と変わらず。HD598/599と組み合わせて開放型ワイヤレスヘッドホン環境も音質を犠牲にすること無く可能。(たまにやる)
あ、使っているチップがESSのES9218Pなので「俺AK派なんだよね」という方にはBTR3Kってのもあります。
補足するとFiiOの高音質Bluetoothアンプ(レシーバー)の系統はBTR3の基本設計から見直した上位版がBTR5。BTR3の改良高音質版がBTR3Kというラインなので、従来BTR3を使っていたり初Bluetoothレシーバーだったりする人にはBTR3Kは良い選択肢だと思います。
一方、手持ちのBluetoothレシーバーに(主に音質面で)不満があったり、とにかくイヤホン端子の無いスマホでも良い音に出来ないかとかいう要望にはBTR5が応えてくれます。
あとゲームをやるのに手持ちのヘッドホンをワイヤレス化したいとかにはBTR3K、BTR5どちらも対応可能です。トランスミッター(送信機)がaptx LLに対応している必要はありますが。
高機能
対応コーデックの多さもそうですが、マルチポイントにも対応、スマホアプリの「FiiO Control」で中の設定をいろいろ変更できます。
デジタルフィルターとかマニアック過ぎて説明が長大になるので各自ググるなりトライ&エラーで頑張ってもらうとして、とりあえずDACクロック分周比は初期値の1/4から1/2にしてやるとバッテリ持ちと音質のバランスが良くなるのでオススメです。
また、BluetoothでスマホやDAPに繋ぐ使い方が基本ですが、USBでPCと接続してハイレゾUSB音源としても使えます。(その辺の動作も上記アプリで設定変更可能)
あとはクリップ。バネが強力でまず落ちないのもさることながら、本体と脱着可能で上下逆にも出来るので超便利。
ここが駄目
サイズ感
微妙にデカくて重い。絶対的な大きさはそりゃーコンパクトでJoy-conより小さいし胸ポケットに入れておくにもその辺にクリップで留めておくにも困らないんですが、微妙に収まりが悪い不思議なサイズ。たぶん比率が縦長な所為。あと重さについては前面/背面をガラスじゃなくてプラ素材にすると相当軽くなると思うんですがグレード的に難しそうですね。(実用品に『質感』とかクソどうでも良い派)
競合多数
Bluetoothレシーバーそのものが多種多様に市場に溢れていて「これしかない」感が薄い。
画像(の左側)はShanling UP4と言うBluetoothレシーバーですが仕様から価格帯からガチで競合してます。クリップの性能と音の傾向がちょっと合わないので常用たり得ませんでしたが、逆にその辺が「合っていた」らBTR5じゃなくてUP4の事を長々と書いていたかもしれません。
価格帯と言えば、実際悪くないけどどうだろうなのが値段。実売15,000円前後です。
オーディオ機器としては木っ端も良い値段ですが、類似のBTR3Kが実売10,000円、同社BluetoothレシーバーエントリーモデルのμBTRが実売3,000円前後なのでどうしても割高感というか「BTR3Kの1.5倍良い音なのか」という質問にはそんなに差は無いので予算が赦す範囲でどうぞってなってしまいがち。
強力に推すためにもFH1みたいなイヤホンとセットの「これ買えばとりあえずワイヤレスで音楽聴けます」パッケージが欲しいですな。
Jabra Elite Active 75t 今更レビュー
個人ブログなんざ好きなときに好きに書いたらよかろうなのだという勢いで絶賛放置していよいよ一年半ぶりでどうしようかしらという書き出しですが、とっとと本題に入った方が良いですかそうですか。という感じで発売から暫く経っているJabra Elite 75t/Active 75t について書きますよ。
読まなくても良い前置き
えー前回Jabra Elite 65tの記事*1書いてから間もなくJabra Elite Active 65t買ってしまって、これでいつ海に落ちても川で流されても大丈夫な感じになっていたのもつかの間、SONYから最強のアクティブノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM3が発売、気が付いたらクレカの利用可能残高が減っていた。というか普通にヨドバシで買った。
それから暫くはWF-1000XM3を常用、日々の通勤電車で「やべーなマジ静寂」とかやっていたものの、SONYの編み出した人間工学に基づいて耳の内側三点で固定する形状がどうにも合わず、長時間の装着に難儀してイヤーピース沼にずぶずぶと沈んだり、Amazonで中華な激安完全ワイヤレスとかBluetoothレシーバーでリケーブル対応のイヤホンをモバイルしていたのを経てJabra Elite Active 75tに辿り着いたので、その辺の紆余曲折は気が向いたら書こうかと思っているけどこれ飲み会の「行けたら行く」やつなので多分書かないって言うか普段Twitterでぶつくさ書いて気が済んじゃうのでよくない。(これは去年の今頃WF-1000XM3とFiiO M5でエンジョイしていたやつ)
購入以来使い倒しているFiiO M5だけどWF-1000XM3との組み合わせで音量が極小になる問題はスマホでBluetoothの絶対音量を無効&Headphones Connect(スマホの専用アプリ)でイヤホンのマスターボリュームを最大にしてやると解決。問題無く音量取れる様になってミニマルオーディオ環境がひとまず完成した。 pic.twitter.com/DLeQwNERDa
— ほねなしマルシー (@mkd_light) 2019年10月28日
Jabra Elite Active 75t
ここから本題。前回の記事とかかったるい人向けに簡単に説明するとJabraってメーカーは本業は業務用ヘッドセットでPlantronics(プラントロニクス)と競合しがち。昨今のテレワーク絡みでも迷ったらJabraかPlantronicsのヘッドセット買っとけくらいには信頼のツートップ。
で、ここ数年は一般向けにも力を入れてきて完全ワイヤレスイヤホンとしてはJabra Elite 65t/Active 65tの上位版がJabra Elite 75t/Active 75t。EliteとElite Activeは防水防塵性能の違いでEliteでも日常使用程度は問題無いけれどActiveはよりタフだよって違い。と言うか細かい仕様とかは公式で。
コーティングの有無で音質に差異があるみたいにその筋の方々が言っていますが、ぶっちゃけ積極的に聞き比べないと分からないレベルなのであーんまり気にしなくて良いです。むしろカラバリが違うのでそれで決めちゃっても良いです。日用品だし。
ここが良い
多機能
先ずは完全ワイヤレスイヤホンでは絶滅危惧種なマルチポイント対応。
複数のBluetooth機器と予めペアリングしておいて切り替えて使えるのがマルチペアリング。更に2台同時に接続状態を維持できるのがマルチポイント。例えばスマホとDAP両方に接続してDAPで音楽聴いている最中、スマホに電話がかかって来たら呼び出し音が鳴ってそのまま応答→通話。通話終了後はDAPで引き続き音楽を聴ける。という感じで使えるのがマルチポイント。
次にパーソナライズ。
個人の聴覚に合わせてイコライジングしてくれるので聞き取りにくい音域が無くなる。ハズ。と言うのもこれ、アプリで聴力検査して決めた個人設定をイヤホン側に書き込んでいるっぽいので実行後明らかに全音域が聞き取りやすくなる。ヤバイ。
あとはヒアスルー(外音取込機能)とか、USB-Cで高速充電とか、イヤホンだけで音量調節・再生/停止・曲送り/戻し・電話応答/拒否辺りは他のワイヤレスイヤホンでも半ば標準装備になっちゃってるけど一通りおさえてますな。
サイズとか
「とか」って何だよって感じですが実際サイズに重さに形状にと物理的にトータルで良い感じなのでしかたない。(諦めた)
先代Jabra Elite 65tよりも普通のワイヤレスイヤホンっぽいシュッとしたシルエットになって耳に負担が無い。軽量ぶりもあって数時間付けていてもまったく苦にならない収まりの良さ。65tはある程度角度を調節してベストポジションを探る必要があったのが75tは普通に耳にスコンと入る。そして物理的な隙間が減ったのもあって遮音性も従来より向上と、改善しかない。
音質
これも先代からの大きな改善点で以前のヘッドセット感が薄れちゃんと音楽再生向きのチューニングになっている。特に低音が印象的でダイナミック型のズンズン鳴るタイプじゃなくタイトなBAっぽい音でスラップみたいな高低差の激しいフレーズやバスドラが気持ち良い。
マイク
65tに引き続きマイク性能は流石本職だけあって今回もまったく問題無く通話出来る。ノイズレス&ノーストレス。
機能追加
前述のパーソナライズ機能は発売当初は実装されていなくて後からファームウェアのアップデートで追加されたんですが、10月半ばには更にアクティブノイズキャンセリング機能が追加される*2との事で割と期待大。
ここが駄目
遅延
ゲームにはまったく向かないし、動画視聴でも割と気になる程度に遅延します。これはもう仕様的にどうしようも無いと言うか前述のマルチポイント対応とトレードオフです。LDACやaptx等の高レートコーデックに対応しないのも同様の理由です。無念。
音量調整
イヤホンのR側のボタン長押しで音量UP、L側のボタン長押しで音量DOWNなんだけれど、このコントロールだけカスタマイズ(変更)出来ないので、音量上げすぎがち。押してる時間が短いと再生停止(R)したりヒアスルー(L)になったりする数少ない困りポイント。
公式画像ォォォオオオ
Elite 75t/Active 75t共にカラバリ展開していますが公式画像の色合いと実物の色合いが違いすぎる。例えば自分が買ったの(と言うか上にUPしている写真)はネイビーですが、パッケージや公式画像はツートーンなネイビーのCG。実物は外側がガンメタルで内側がネイビーのツートーンなんですね……青さが足りない……絶対店頭で実物を確認するか、他にレビューしているブログとかで実機写真確認するべきですね……
去年のベストバイ
あけましておめでとうございます。
こいつ正月にしかブログ書かないんじゃないかくらいに放置していた上に、タイトルが後ろ向きな感じがそこはかとなくするけれど、まったく気にしないでロクな前置きも無しに去年のベストバイなものを書くョ。
Jabra Elite 65t
フルワイヤレス(左右のドライバを繋ぐケーブルも無い完全ワイヤレス)のBluetoothイヤホンで、もうこれ以外のフルワイヤレスイヤホンは全部売り払ってしまったくらいに使いっぱなしなので良いところと駄目なところを書くョ。スペックとかは公式サイトでも見れ。
65tのここが良い
小型軽量
フルワイヤレスイヤホンの場合、充電を兼ねたケースが必須なのだけれどこれが軽くて小さくてポケットに容易に収まるのが良い。具体的には煙草ケースのほぼ半分の大きさ。
必要充分なバッテリ持ち
で、その小型軽量ぶりに似合わず本体で4~5時間、ケースで本体フル充電を2回出来るので累計稼働時間は12~15時間。音楽再生しないで着信待機用途ならその10~20倍はバッテリ持つので一週間外部から給電しなくても平気なレベル。まぁ通話なり音楽再生なりするとバッテリ一気に減るんで、実際一週間無充電で持つ人はこの機種じゃ無くてもよさげという悲しみ。
左右の通信が切れない
フルワイヤレスイヤホンで右側とか左側とかの一方からしか音が聞こえない数秒が耐えが隊極東支部隊長兼戦闘員(自称)の自分が半年以上使い続けている事から切れにくさは察して貰えると思う。具体的には防犯ゲートで途切れる。あれ超強力なコイルだからネ。あと交差点の横断歩道待ち。あれも頭上に超巨大なコイルと超強力な電波装置があるからネ。と言う明らかな弱点エリアが分かっていて瞬断するけどそれ以外ではもう全然切れないので赦す。
マルチポイント機能
二台のスマホに同時接続して同時待受け出来る機能で、フルワイヤレスイヤホンだとほとんど無い。左右の通信もBluetoothでやっているので手が足りないのよね。で、この機能があると私用携帯でSpotifyとかだらだら流していて社用携帯のコールに気付かないという事が避けられるので超助かる。
優秀なマイク
このメーカーJabraの本業はヘッドセット屋さんなので、そりゃーマイク性能も非常に良い。片耳の通話専用ヘッドセットと変わらない通話品質なので、前述の「音楽聴いていたら着信したのでそのまま通話」が、まったく問題無く出来る。
音質はフラット
音楽再生も通話もそつなくこなすためか、デフォルトは淡泊というかドライな音質。専用アプリのイコライザで音楽再生時と通話時の設定を別々に出来るので、調整はお好みでって感じですな。(割とイコライザでダイレクトに音質が変わる)
65tのここが駄目
イヤーピースの選択肢が殆ど無い
形状が独特なのと充電ケースのクリアランスが全然無いので、公式オプションかコンプライのトゥルーワイヤレス用くらいしか使えない。改造方法編み出している人とかいるけど、それでも微妙な加工のズレでケースに収まらなくなったりするので、付属のイヤーピースが合わない場合に社外品でどうにか合わせるといった事が困難。これ装着感とか以前に音質にダイレクトに影響する部分で、低音が全然出ないとかラジオみたいな音質ってレビューは外耳道を密閉できていない(正常に装着できていない)可能性が高い。
遮音性はそれほど高くない
マイク用の穴がボコボコ空いている辺りから想像出来るくらいに遮音性は高くない。後続の列車が遅れているので時間調整のため暫く停車しますの車内アナウンスも聞こえる。
総括
以上、Jabra Elite 65tについて日常使っていて良かったところと駄目なところだらだら書きました。フルワイヤレスイヤホンはまだまだ発展途上だしこれからもっと良い機種が出ると思うけれど、2018年末時点ではこいつがベストに至らずともベターな機種だと確信しているので、参考にしたりしなかったりどうぞ。ちなみにActiveって付いているのは、防水性能上げて素材もマットになっている上位版なので、お財布に余裕が有ってカラバリが好みならこっちの方がよさげ。
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Zolo Liberty+
さて、二週間ぶりですが仕事始めだし仕方ないよね。(クソ忙しい)
そして表題の通りZolo Liberty+を買ってしまったので手持ちの完全ワイヤレスイヤホン(TWE)と比較がてらレビューしますよ。
類似機種との簡単な比較
Zolo Liberty | Zolo Liberty+ | B&O Beoplay E8 | |
---|---|---|---|
対応コーデック | SBC /AAC | SBC /AAC | SBC /AAC |
左右接続規格 | BT4.2(+LDS) | BT5.0(+LDS) | NFMI |
音の傾向 | ウォーム | ウォーム | フラット |
イヤーピース自由度 | 低い | 低い | 高い |
外音取り込み | 無し | 有り | 有り(再生音との比率調整可) |
通話/音声アシスト系利用 | 可 | 可 | 可 |
本体で可能な操作 | 再生/一時停止/曲送り/曲戻し | 再生/一時停止/曲送り/曲戻し | 再生/一時停止/曲送り/曲戻し/ボリュームコントロール |
本体ボタン種類 | 物理ボタン | 物理ボタン | 静電式タッチボタン |
再生時間(ケース併用) | 3.5h(24h) | 3.5h(48h) | 4h(12h) |
ケース形状(重量) | 大(重) | 大(重) | 小(軽) |
詳細スペック(公式サイト) | Liberty – Zolo Audio Japan | Liberty – Zolo Audio Japan | B&O PLAY | KANJITSU DENKI CO.,LTD. |
実売価格 | 9千円 | 1万5千円 | 3万円 |
と言った感じで、比較項目は完全に自分がTWE選びで気になるとこなのでカタログスペックとか文字通り公式に乗ってるだろぉ?オォン!?というスタンスです。
Zolo Liberty+を数日使ってみて
え?もうこれで良いんじゃないか?と言うくらい良い。(語彙力)
まず左右が切れない。Amazonで5,000円前後で売っているのは論外として同じ構造の先代無印Zolo Libertyより明らかに切れない。NFMIと同等かそれ以上。そしてNFMIの超短距離じゃないと通信出来ないという事も無く、通勤時間帯の地下鉄とか電波飛び交っている自室なんかの劣悪な電波環境でも平気。交通量の多い交差点とかはさすがに瞬断とノイズで苦しまされるけど、利用周波数帯的にどうしようも無いので自動車と信号機を駆逐するしか無い。または現行より高周波数帯の屋外利用許可。
耳へのフィットも良好。無印Libertyより大きく重いのだけれどデフォルトでサポートリングが付いているので、よくあるスポーツ向けイヤホンのように外耳孔と耳介でロックされる。遮音性も良好なんだけどこれは外耳孔形状の個人差が大きいので付属の3種類の大きさで合わないと割と詰む。というのもステムが短いので、普通のカナル向けのイヤーピースは付けられるけどケースに収まらないと言うTWEでよくある仕様のせい。コンプライのアレもなー薄いから遮音性がなーヾ(:3ノシヾ)ノシ
音質は中低音が良く出るダイナミック型らしい音。無印で残念だった高音の伸びも良くなっているのでほんと良い。Bluetoothイヤホンに付きもののホワイトノイズもほとんど無し。ちなみにBeoplay E8は音の傾向が違う。むこうは上品に全帯域出しますよって感じで、こっちはベースやボーカルの美味しいところ鳴らすよって仕様。
遅延については動画系は問題無し。ゲームはアクション系とか動きと音がシンクロしてないと駄目なのは無理。画面タップして一瞬遅れてSEが鳴る感じなので素直に有線か今後スマホ側にaptX LL(Low Latency)積んだモデルが出てイヤホン(ヘッドホン)側もaptX LLじゃないと無理です。
操作系は物理ボタンが良いところも悪いところもあるのでまず良いところ。触れただけで再生開始するとか所謂誤爆が無い。ボタンの周囲にエッジがあるので装着時に耳へ押し込むときも避けやすい。悪い所はどうしても耳に押し込む力の加え方になる事。力加減だいじ。
そしてバッテリーで名を売っている所為か、ケースが大容量のバッテリー積んでいてデカくて重い。そして無印からのほぼ唯一の劣化ポイントが本体のケースからの取り出しにくさ。磁石が強くて奥まった状態で固定されるので引っ張り出すのがわりと難儀。まだ慣れない。
あとは初期不良としてボタンがちゃんとしていない個体が結構あるみたいっていうかわしのがそうだったんじゃー!Ankerのカスタマーサポートが超優秀で速攻交換機送ってくれてありがとう!!メール送信→電話で問い合わせ番号伝え→即日発送→翌日到着って感じで超助かる。あ、交換機は正常でした。
以上、Zolo Liberty+は2018年早々1万円台半ばのTWEで最良とも言える出来で、あとはもうAPTX HD対応とか何か新技術でNFMIより切れないとかじゃないと買わないですね。たぶん。
Zolo Liberty+ (Bluetooth 5.0 完全ワイヤレスイヤホン) 【最大48時間音楽再生 / Siri対応 / IPX5防水規格 / 周囲音取り込み機能搭載】
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昨年買ったBluetooth器機(2)
1があれば2もあるョ。第一部完のまま第二部マダァみたいなのもあるけど。
前回の続き
さて引き続きBluetoothヘッドホンとかイヤホンを語るけど、トゥルーワイヤレスじゃなくて左右が繋がっているタイプはどうなよって言うとWestone WXで良いです。
Westone balanced-armatureドライバヘッドホンブラック( WX )
- 出版社/メーカー: Westone Laboratories, Inc.
- メディア: エレクトロニクス
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まぁ実用にはバッテリーの出力的な問題でSE535辺りがドライブできる上限だ(中華系のやけくそにドライバ増やしてるハイブリッド系なんて有線時に比べて明らかに音が痩せる)し、Bluetoothの規格もSBC、AAC、aptXまでの対応でaptX HDとかLDACと言った高レートコーデックに対応していないので、結局SE215SP辺りと組み合わせるのがバランス良さげ。
ちなみにケーブル単体でも販売していると言うかこっちが先なのだが、手持ちのMMCX対応イヤホンをBluetooth化したいだけならケーブル単独購入で出費を抑えられる。(と見せかけて結局いろいろ買ってしまうのがこの手の合体分離ガジェットの罠)
Westone(ウェストン) Bluetoothケーブル MMCXコネクタ 【WST-BLUETOOTH】
- 出版社/メーカー: Westone
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aptX Low Latencyなヘッドホン
ゲームのコントローラーは随分前から無線化してるのにヘッドホン有線なのほんと邪魔なのでこっちも無線化だオラァ!って今まではATH-DWL5500を愛用していたのだけれど、Nintendo SwitchがUSBオーディオに対応してSound Blasterでお馴染みのクリエイティブ製BT-W2を使うとBluetoothヘッドホンが繋げられる様になったので、いろいろ試したくて無事沼に沈んだ次第。
Creative Bluetooth Audio bluetooth USB transceiver PS4 BT-W2
- 出版社/メーカー: クリエイティブメディア
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PLANTRONICS BackBeat SENSE
PLANTRONICS!! ヘッドセット業界のツートップ(もう一方はJabra)!でもマイク性能はマーベラスなんだけど音楽再生はどうなのよって買った。物理的にも音質的にも軽い。低音が足りない。あと軽いって言ってもオンイヤー(耳を覆わないで耳に押しつけるタイプ)は疲れちゃうネ。と言う感じでaptX Low Latencyの低遅延ぶりだけは満足した。
【国内正規品】 PLANTRONICS 両耳 Bluetooth ワイヤレス ステレオヘッドセット(ヘッドホンタイプ) BackBeat SENSE Black BACKBEATSENSE-B
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TROND TD-BH01
オーバーイヤー!!お客様の中にオーバーイヤーでaptX Low Latencyなヘッドホン様はいらっしゃいませんか!?安めで!
と言う感じで選んだのがこれ。形状も問題無いし重さもツラくないしaptX Low Latency接続時にインジケーターLEDの色で分かる。音質は密閉型ヘッドホンらしい中低音より。オマケでバスブーストモードでズンドコ鳴るとか大きい不満が無い逸品。aptX Low Latency体験のお試しに凄くオススメ。
Avantree Audition Pro
国内は駄目だ!これからは海外だ海外!!
という感じで意識高い系な感じで洋モノです。上記TD-BH01より軽くてカップが深くてイヤーパッドがふかふかなのでもう日常で使うのはこれで良いや感。カップに余裕が有るせいか中低音メインに高音も良い感じに鳴る。海外通販可能で持ち運びしないならオススメ。(まともに畳めないのよねこれ)
お値段についてはAvantreeは国内正規代理店が無いので、米尼から個人輸入するのが送料込みでも(国内業者から買うより)安いので下記リンク参考。
https://www.amazon.com/dp/B01A0EAYDI/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_NcAsAb68VBT37
低レイテンシのオーバーイヤBluetoothーヘッドフォン|折り畳み式のヘッドセット、マイクとキャリーケースが付き | 無線或いは有線 テレビ、トーク、音楽、ゲーム使用でき。
- 出版社/メーカー: Avantree
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aptX Low Latencyなトランスミッター
aptX Low Latencyが良いっていっても送信側(トランスミッター)が対応していないとヘッドホン側だけじゃ駄目なので買ったモノをいくつか紹介。
Creative BT-W2
前述のUSBオーディオのふりをするBluetoothトランスミッター。PC側というか接続した器機はこいつをUSBオーディオ器機と認識するのでドライバとかプロファイルとか関係無くBluetoothオーディオ器機へ音声送信が可能になるマジカルドングル。逆に普通のBluetoothとしては認識されないので音を飛ばす以外には使えないのが利点で有り欠点。
あとSwitchに使う事が出来るもののゼノブレイド2の戦闘シーンとか同時発音数が多いと処理が追いつかないのかノイズぶりが激しくなるのでやっぱり実用はツラいじゃないかグワーッ!!!!(続く)
TSdrena HEM-BLVTTRE
結局HDMIから光デジタルを分離させてBluetoothトランスミッターに繋げるのが超安定するのでこれに落ち着くの、ホントもったいないのでさっきのBT-W2はPCに繋いで使っている。
で、こいつが物理スイッチで電源のON/OFF、バッテリー非内蔵、デジタル入出力とアナログ入出力を備えている(変換は不可)と、過不足無くやりたいことが出来る。バッテリー非内蔵なのを選んだのは、室内利用なので余計なトラブル源を除きたかったからですね。(バッテリー劣化のせいでバッテリー外さないと動かなくなったノートPCの骸の山を眺めながら)
- 出版社/メーカー: TSdrena
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昨年買ったBluetooth器機(1)
皆さん電波飛ばしてますか?僕は受信がメインです。具体的にはBluetoothヘッドホンとかイヤホンです。どうだ!
…どうだもこうだも無いので本編ですが、秋口から年末にかけて疲れからか黒塗りの何だかをぽろぽろ買ってしまったので覚え書き兼レビュっていこうと思います。
規格について
Bluetoothモノのスペック表記で分かりにくいのがプロファイルとコーデックなのですが、ことヘッドホンとかイヤホンはプロファイルなんざどれも大体同じで気にしなくていいのでコーデックの解説をしますが知ってる人は上の目次ででも使って飛ばしておくれ。
で、コーデックって言うのは圧縮形式。電波で飛ばすのに音源を圧縮して飛ばして飛ばし先で展開するのが必須なのでここが重要。送信側と受信側両方でサポートしている必要有り。動画観る時なんかの音声遅延ぶりと音質に関係するので以下種類と概要。
SBC
標準形式。遅延中~大。遅延ぶりも音質も双方の実装ぶりで幅が有りすぎるので判定基準に出来ないけどこれしか対応していないのは要は他コーデックに対応出来ない程度にカツカツなのでお察し。
AAC
iOS標準。iTunesでお馴染み。iPhoneとか音源の圧縮形式がAACならそのまま飛ばせると期待されがちだが、現実はAAC(音声ファイル:プロファイル)→復元→AAC(Bluetooth:コーデック)と再圧縮される。低圧縮でデータ量が大きいせいか遅延中~大。アプリ側のサポートが出来ないゲーム系アプリで遅延が大きくなりがち。
aptX Low Latency(aptX LL)
ガチの低遅延(40ms)コーデック。ゲーム用途とか動画でリップシンクが気になる場合これ一択。
aptX HD
aptXの高音質コーデック。48kHz/24bitの高レートで転送できる代わりに遅延短縮出来ない諸刃の何とか。Android 8.0でデフォルトサポート。
2017年に買っちゃったTWE(True Wireless Earphone)モノ
正直発展途上としか言えないジャンルだけど一度使ったら有線とか論外、ボックスレスの類ですら煩わしく感じる圧倒的自由度と、何故か数だけは出た年だったので日々地下鉄でガタゴトされる身として幾つか買ってしまったの事よ。
※AirPodsは非カナルのオープンエアで音漏れも遮音性もアレなので選択肢に入らないのだすまんな。
NuForce BE Free8
対応コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX LLと充実かつ2017年末時点で唯一のaptX LL対応のTWE。NFMI (近距離電磁誘導)による左右のユニットで音が途切れることを限界まで抑止、カナル型でイヤーピースのバリエーションが多く付属しており遮音性は良好。音質はフラットで悪くない。
さて問題点。とにかくホワイトノイズが耳障り。派手な曲ならまだしもピアノソロとか無理なレベルで耳障り。そして充電ボックスの構造的に大きめのイヤーピースを使えない。付属の一番大きいイヤーピースですら充電ボックスの中に残ってしまう場合があるの完全に設計ミスでしょこれ。一応スピンフィットのSサイズとかFinalのMSサイズはセーフ。コンプライは200系が使えるけどレギュラーシリーズはSサイズ以外無理な上、Sサイズでも高さの問題で充電しない事故になりがち。
総じて仕様は問題無いのに実際使えば使うほど不満が募ってくるちょっと残念イヤホン。
Zolo Liberty
対応コーデックはSBC、AAC。バッテリ関係で名を馳せているAnkerの音楽関係ブランド。実は上位機種のLiberty+が2018年1月発売予定なのだけれど我慢できないで買ってしまったビクンビクン。複数サイズのイヤーピースやリング状のサポートフックでガッチリ耳にはまる遮音性は良好。音質は低~中域が充実。
左右のユニット接続がNFMIではないので外部の電波干渉に屈しがち。右がメインユニットでスマホ等の音源端末と左ユニットと同時に通信しているのだけれど左ユニットとの接続が途切れる。不意に。
値段的に入門というかお試しにはよさげ(左右切断も含め)。Liberty+は左右の接続が切れない評判(海外Kickstarter組談)なのでそっちに期待。
Zolo Liberty (Bluetooth 4.2 完全ワイヤレスイヤホン) 【最大24時間音楽再生 / Siri対応 / IPX5防水規格
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B&O Beoplay E8
対応コーデックはSBC、AAC。NFMI採用で家電量販店の防犯ゲートくらいにしか負けない程度に左右接続性は優秀。充電ボックスが小型軽量な割にイヤーピース部のマージンが大きめなのでコンプライ(径は200)のTS系Mサイズ、クリスタルのMコアMサイズくらいまでイヤーチップが使える自由度。ファームアップデートでバグフィクスを行なうアフターサポートとまぁこのお値段はデザイン代じゃないのね感。音質はフラットで良好。
ユニット側面がタッチパネルになっていてタップやホールドで再生や一時停止、曲送りからボリュームコントロールまで出来るけど誤爆しがち。静電式だから。外部音声を取り込むヒアスルー的な機能があるものの音楽再生中じゃないと使えないのが片手落ち。
今のところ不満が一番少ないし常用している。カラバリが黒と砂(暖色のグレー)なのだけれど何故か転売屋の餌食になっているのでB&Oは増産はよ。
- 出版社/メーカー: B&O play
- 発売日: 2017/12/14
- メディア: エレクトロニクス
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んじゃ今回はこれくらいで。