marumemo

mkd_lightの日記とか雑記

昨年買ったBluetooth器機(1)

皆さん電波飛ばしてますか?僕は受信がメインです。具体的にはBluetoothヘッドホンとかイヤホンです。どうだ!

…どうだもこうだも無いので本編ですが、秋口から年末にかけて疲れからか黒塗りの何だかをぽろぽろ買ってしまったので覚え書き兼レビュっていこうと思います。

規格について

Bluetoothモノのスペック表記で分かりにくいのがプロファイルとコーデックなのですが、ことヘッドホンとかイヤホンはプロファイルなんざどれも大体同じで気にしなくていいのでコーデックの解説をしますが知ってる人は上の目次ででも使って飛ばしておくれ。

で、コーデックって言うのは圧縮形式。電波で飛ばすのに音源を圧縮して飛ばして飛ばし先で展開するのが必須なのでここが重要。送信側と受信側両方でサポートしている必要有り。動画観る時なんかの音声遅延ぶりと音質に関係するので以下種類と概要。

SBC

標準形式。遅延中~大。遅延ぶりも音質も双方の実装ぶりで幅が有りすぎるので判定基準に出来ないけどこれしか対応していないのは要は他コーデックに対応出来ない程度にカツカツなのでお察し。

AAC

iOS標準。iTunesでお馴染み。iPhoneとか音源の圧縮形式がAACならそのまま飛ばせると期待されがちだが、現実はAAC(音声ファイル:プロファイル)→復元→AAC(Bluetooth:コーデック)と再圧縮される。低圧縮でデータ量が大きいせいか遅延中~大。アプリ側のサポートが出来ないゲーム系アプリで遅延が大きくなりがち。

aptX

Qualcommが牛耳っているコーデック。低遅延高音質を売りにしてるけど音質はまぁそこそこ。一応AACが44.1kHz、aptXが48kHzがデフォルトレートなのでアドバンテージは有り。

aptX Low Latency(aptX LL)

ガチの低遅延(40ms)コーデック。ゲーム用途とか動画でリップシンクが気になる場合これ一択。

aptX HD

aptXの高音質コーデック。48kHz/24bitの高レートで転送できる代わりに遅延短縮出来ない諸刃の何とか。Android 8.0でデフォルトサポート。

LDAC

ソニー発コーデック。接続優先の低レートから音質優先の高レートまで圧縮率を変更出来るフレキシブルぶりな上、独自規格だったのにソニー以外からも対応デバイスが発売されたりAndroid 8.0でデフォルトサポートされたりした不思議コーデック。

2017年に買っちゃったTWE(True Wireless Earphone)モノ

正直発展途上としか言えないジャンルだけど一度使ったら有線とか論外、ボックスレスの類ですら煩わしく感じる圧倒的自由度と、何故か数だけは出た年だったので日々地下鉄でガタゴトされる身として幾つか買ってしまったの事よ。
AirPodsは非カナルのオープンエアで音漏れも遮音性もアレなので選択肢に入らないのだすまんな。

NuForce BE Free8

対応コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX LLと充実かつ2017年末時点で唯一のaptX LL対応のTWE。NFMI (近距離電磁誘導)による左右のユニットで音が途切れることを限界まで抑止、カナル型でイヤーピースのバリエーションが多く付属しており遮音性は良好。音質はフラットで悪くない。

さて問題点。とにかくホワイトノイズが耳障り。派手な曲ならまだしもピアノソロとか無理なレベルで耳障り。そして充電ボックスの構造的に大きめのイヤーピースを使えない。付属の一番大きいイヤーピースですら充電ボックスの中に残ってしまう場合があるの完全に設計ミスでしょこれ。一応スピンフィットのSサイズとかFinalのMSサイズはセーフ。コンプライは200系が使えるけどレギュラーシリーズはSサイズ以外無理な上、Sサイズでも高さの問題で充電しない事故になりがち。

総じて仕様は問題無いのに実際使えば使うほど不満が募ってくるちょっと残念イヤホン。

Zolo Liberty

対応コーデックはSBC、AAC。バッテリ関係で名を馳せているAnkerの音楽関係ブランド。実は上位機種のLiberty+が2018年1月発売予定なのだけれど我慢できないで買ってしまったビクンビクン。複数サイズのイヤーピースやリング状のサポートフックでガッチリ耳にはまる遮音性は良好。音質は低~中域が充実。

左右のユニット接続がNFMIではないので外部の電波干渉に屈しがち。右がメインユニットでスマホ等の音源端末と左ユニットと同時に通信しているのだけれど左ユニットとの接続が途切れる。不意に。

値段的に入門というかお試しにはよさげ(左右切断も含め)。Liberty+は左右の接続が切れない評判(海外Kickstarter組談)なのでそっちに期待。

B&O Beoplay E8

対応コーデックはSBC、AAC。NFMI採用で家電量販店の防犯ゲートくらいにしか負けない程度に左右接続性は優秀。充電ボックスが小型軽量な割にイヤーピース部のマージンが大きめなのでコンプライ(径は200)のTS系Mサイズ、クリスタルのMコアMサイズくらいまでイヤーチップが使える自由度。ファームアップデートでバグフィクスを行なうアフターサポートとまぁこのお値段はデザイン代じゃないのね感。音質はフラットで良好。

ユニット側面がタッチパネルになっていてタップやホールドで再生や一時停止、曲送りからボリュームコントロールまで出来るけど誤爆しがち。静電式だから。外部音声を取り込むヒアスルー的な機能があるものの音楽再生中じゃないと使えないのが片手落ち。

今のところ不満が一番少ないし常用している。カラバリが黒と砂(暖色のグレー)なのだけれど何故か転売屋の餌食になっているのでB&Oは増産はよ。


んじゃ今回はこれくらいで。