Jabra Elite Active 75t 今更レビュー
個人ブログなんざ好きなときに好きに書いたらよかろうなのだという勢いで絶賛放置していよいよ一年半ぶりでどうしようかしらという書き出しですが、とっとと本題に入った方が良いですかそうですか。という感じで発売から暫く経っているJabra Elite 75t/Active 75t について書きますよ。
読まなくても良い前置き
えー前回Jabra Elite 65tの記事*1書いてから間もなくJabra Elite Active 65t買ってしまって、これでいつ海に落ちても川で流されても大丈夫な感じになっていたのもつかの間、SONYから最強のアクティブノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM3が発売、気が付いたらクレカの利用可能残高が減っていた。というか普通にヨドバシで買った。
それから暫くはWF-1000XM3を常用、日々の通勤電車で「やべーなマジ静寂」とかやっていたものの、SONYの編み出した人間工学に基づいて耳の内側三点で固定する形状がどうにも合わず、長時間の装着に難儀してイヤーピース沼にずぶずぶと沈んだり、Amazonで中華な激安完全ワイヤレスとかBluetoothレシーバーでリケーブル対応のイヤホンをモバイルしていたのを経てJabra Elite Active 75tに辿り着いたので、その辺の紆余曲折は気が向いたら書こうかと思っているけどこれ飲み会の「行けたら行く」やつなので多分書かないって言うか普段Twitterでぶつくさ書いて気が済んじゃうのでよくない。(これは去年の今頃WF-1000XM3とFiiO M5でエンジョイしていたやつ)
購入以来使い倒しているFiiO M5だけどWF-1000XM3との組み合わせで音量が極小になる問題はスマホでBluetoothの絶対音量を無効&Headphones Connect(スマホの専用アプリ)でイヤホンのマスターボリュームを最大にしてやると解決。問題無く音量取れる様になってミニマルオーディオ環境がひとまず完成した。 pic.twitter.com/DLeQwNERDa
— ほねなしマルシー (@mkd_light) 2019年10月28日
Jabra Elite Active 75t
ここから本題。前回の記事とかかったるい人向けに簡単に説明するとJabraってメーカーは本業は業務用ヘッドセットでPlantronics(プラントロニクス)と競合しがち。昨今のテレワーク絡みでも迷ったらJabraかPlantronicsのヘッドセット買っとけくらいには信頼のツートップ。
で、ここ数年は一般向けにも力を入れてきて完全ワイヤレスイヤホンとしてはJabra Elite 65t/Active 65tの上位版がJabra Elite 75t/Active 75t。EliteとElite Activeは防水防塵性能の違いでEliteでも日常使用程度は問題無いけれどActiveはよりタフだよって違い。と言うか細かい仕様とかは公式で。
コーティングの有無で音質に差異があるみたいにその筋の方々が言っていますが、ぶっちゃけ積極的に聞き比べないと分からないレベルなのであーんまり気にしなくて良いです。むしろカラバリが違うのでそれで決めちゃっても良いです。日用品だし。
ここが良い
多機能
先ずは完全ワイヤレスイヤホンでは絶滅危惧種なマルチポイント対応。
複数のBluetooth機器と予めペアリングしておいて切り替えて使えるのがマルチペアリング。更に2台同時に接続状態を維持できるのがマルチポイント。例えばスマホとDAP両方に接続してDAPで音楽聴いている最中、スマホに電話がかかって来たら呼び出し音が鳴ってそのまま応答→通話。通話終了後はDAPで引き続き音楽を聴ける。という感じで使えるのがマルチポイント。
次にパーソナライズ。
個人の聴覚に合わせてイコライジングしてくれるので聞き取りにくい音域が無くなる。ハズ。と言うのもこれ、アプリで聴力検査して決めた個人設定をイヤホン側に書き込んでいるっぽいので実行後明らかに全音域が聞き取りやすくなる。ヤバイ。
あとはヒアスルー(外音取込機能)とか、USB-Cで高速充電とか、イヤホンだけで音量調節・再生/停止・曲送り/戻し・電話応答/拒否辺りは他のワイヤレスイヤホンでも半ば標準装備になっちゃってるけど一通りおさえてますな。
サイズとか
「とか」って何だよって感じですが実際サイズに重さに形状にと物理的にトータルで良い感じなのでしかたない。(諦めた)
先代Jabra Elite 65tよりも普通のワイヤレスイヤホンっぽいシュッとしたシルエットになって耳に負担が無い。軽量ぶりもあって数時間付けていてもまったく苦にならない収まりの良さ。65tはある程度角度を調節してベストポジションを探る必要があったのが75tは普通に耳にスコンと入る。そして物理的な隙間が減ったのもあって遮音性も従来より向上と、改善しかない。
音質
これも先代からの大きな改善点で以前のヘッドセット感が薄れちゃんと音楽再生向きのチューニングになっている。特に低音が印象的でダイナミック型のズンズン鳴るタイプじゃなくタイトなBAっぽい音でスラップみたいな高低差の激しいフレーズやバスドラが気持ち良い。
マイク
65tに引き続きマイク性能は流石本職だけあって今回もまったく問題無く通話出来る。ノイズレス&ノーストレス。
機能追加
前述のパーソナライズ機能は発売当初は実装されていなくて後からファームウェアのアップデートで追加されたんですが、10月半ばには更にアクティブノイズキャンセリング機能が追加される*2との事で割と期待大。
ここが駄目
遅延
ゲームにはまったく向かないし、動画視聴でも割と気になる程度に遅延します。これはもう仕様的にどうしようも無いと言うか前述のマルチポイント対応とトレードオフです。LDACやaptx等の高レートコーデックに対応しないのも同様の理由です。無念。
音量調整
イヤホンのR側のボタン長押しで音量UP、L側のボタン長押しで音量DOWNなんだけれど、このコントロールだけカスタマイズ(変更)出来ないので、音量上げすぎがち。押してる時間が短いと再生停止(R)したりヒアスルー(L)になったりする数少ない困りポイント。
公式画像ォォォオオオ
Elite 75t/Active 75t共にカラバリ展開していますが公式画像の色合いと実物の色合いが違いすぎる。例えば自分が買ったの(と言うか上にUPしている写真)はネイビーですが、パッケージや公式画像はツートーンなネイビーのCG。実物は外側がガンメタルで内側がネイビーのツートーンなんですね……青さが足りない……絶対店頭で実物を確認するか、他にレビューしているブログとかで実機写真確認するべきですね……